限定の北海道旅行です

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海外旅行をどう楽しいものにするか人それぞれに方法を工夫していよう。
個人旅行(手配旅行)にするか、パックツアーにするかは、その最初にある関門だ。 多くのツアーで出会う人たちはもう世界中を歩いていて、今や行き先探しに困っているほど。
二〇〇七年版の国土交通省発行観光白書によれば、〇六年の日本人海外旅行者は一七五三万人に上ったという。 その上、これから後、団塊の世代が今や遅しと手ぐすねを引いて待ち構えている。
これら新しく海外旅行を始める人のおよそ半分はツアー旅行から入っている。 パックツアーの上手な利用法についても、いろいろな本が多く出されてきた。
ところがよく見ると、それらは旅行会社が作ったものや、添乗員がプロの目で書いたものばかりだ。 それは売り手側から見た海外パック旅行の姿でしかない。
なぜか利用者の立場から書かれたものを見ないのだ。 素人の我々は、そんなものかと理解し、書かれない裏側は知らずに申込み、旅している。
私はこれまで海外パック旅行を二五回利用し五〇数か国を旅したが、こうしたツアーの裏側の世界を知りたくなって旅行業務取扱管理者の国家資格にもトライした。 国内、総合共に取得したが、そこから見えてきたことも多い。

この本は、内情を知るプロの添乗員や旅行代理店から見ると、お客はまだまだその程度の理解かと安心される内容かもしれない。 だが、どっこい旅をじっくり味わって体験した利用客の側からの視座は、ここまで来ていますぞ、思いきってまとめあげてみたものである。
あくまでも旅行者の立場から、これは気をつけなければ、というところと、添乗員が業務上教えられない裏話などもところどころにちりばめられた、ちょっと変わった本になっている。 いわゆる裏ワザ本とは異なり、私の現体験から抽出された旅の技術が随所に展開されている。
どんな時、どんなところで、どうすればよいか、そしてどうしたのか。 その具体例を、ご一緒に旅するムードで味わっていただけたら嬉しい。
さらに海外バック旅行の上手な利用法と楽しみ方を、本書をヒントに探り出して頂けたなら望外の喜びである。 1990年6月ロマンチック街道とウイーン、パリ9日間ドイツ→オーストリア→フランス
1993年5月ナイアガラの滝と東海岸ハイライト7日間 1999年1月デリー8日
2000年11月香る英国紀行8日間 2002年7月開発促進ミッション4日間ウラジオストク、カムチャツカ観光ロシア

2002年9-12月フィリピン→シンガポール→インド 城塞都市カルカソンヌのコンタル城は絵のよく、フランストラベルライターや旅行関係書の編集者たちが集まる会に私も参加しているが、その機関誌が、ある時パックツアーの特集をしていた。
その読後感想を編集長に送ったメールがあるので記してみる。 意外にというべきか、やはりというべきか、ライターの皆さんはパックツアーをほとんど利用されていないか、あるいはプロとして業務上添乗なさっているか、その両極からのご意見が多数を占めていたことがいささか残念な点です。
小生はこれまでとことんパックツアーを利用し尽くし、そろそろ目的達成、本来の目標の旅に移ろうとしているところです。 私のこれまでの旅は、年金で日本より豊かに暮らせる国はどこかを探す旅でした。
二十数回になります。 これだけ利用していると、旅行中に一行の一人が心臓発作で亡くなるといった悲劇にも会い、その時の添乗員のありようや会社の危機管理システムなども勉強になりました。
私がパックツアーを生かして旅する基本のスタイルは、短期間に、安く、広く見聞するために、早起きも、駆け足見学も我慢する旅です。 自分で考え手配する旅ではとてもあの値段で、あれだけの見聞は勝ちとれなかったでしょうし、二倍以上の旅行日数になっていたでしょう。
おかげで旅行開始以来十数年たった今、私なりにその目標の地をこの地球上にいくつか見つけることができました。 パック旅行様さまです。
これからは発見した理想の地をゆっくり自由旅行する番です。 パック旅行と一口に言っても利用の仕方はいろいろで、研究すると楽しいものです。
同じコースでも会社によって値段が違い、客層も違う。 同じパックなのに値段が二倍の時もあり、半値の時もある。
二人催行では、ガイド付き、車・運転手付きで客はこちら二人のみというケースもあったし、その事がリムジンという豪華版だったこともありました。 オーバーブッキング(予約の重複)で航空機がビジネスクラスになるプレゼントもありました。
お店に連れて行かれるショッピングを不満げにおっしゃる方も多いようですが、それも考えようです。 いずれにしても買い物はするのですし、ボラれる店ばかりでもない。

コミッションで旅そのものが安くなるのなら悪い話ではないでしょう。 第一、これまで変なお店に連れて行かれ不良品を買わされたこともありません。
店を探してうろうろする時間の節約にもなります。 最近ではゆったり歩くツアーも増えているようですが、要するに、パックツアーは体力があるうちにうまく利用すべきシステムだと思います。
そして、かつて所属していた旅行作家の会の会誌に寄せた、パック旅行活用術の拙稿を次に読んでいただくと、その輪郭がより鮮明になるかと思う。 パックは古いか今ごろ、何をバカなと思われる方も多いかもしれない。
確かに旅のスタイルとして、バックパッカーの一人旅も増えてはいようが、なんとしても目につくようになってきたのが、年金生活一年生のご夫婦たちに的を絞ったシルバー層の旅だ。 事実、ある旅行代理店のケースでは、添乗員付きのヨーロッパ旅行では実にその八〇%に上るという。
添乗員なしのハワイ、アメリカ、オセアニア方面でも、なんと五〇%だというから驚く。 年配層の方々を見ていると、まだまだお元気。
行く先もどんどんラジカルになり、先ごろごいっしょしたシルバーご夫妻も、南米ペルーのナスカ地上絵を空から見てきたとか、死海(アラビア半島北西部に位置する塩湖)で泳いできたとか、おや、この方たちがと思えるような予想外のところへ旅している。 もう行くところがなくなったのかもしれない。
まずは何でも見てやることから私もこれまで、仕事上の取材を含め二五回五〇カ国以上を回ったが、仕事以外の旅にはパックを利用してきた。 といっても、パックは団体ばかりとは限らない。
成田を出る時は一人というケースもある。 私の旅は、ある目的の土地を探す旅なのだが、とにかく見られるものは何でも見ておき、浅くてよいから広く、まず触れて行く。
第二段階で目標が絞れてきたら、深く手を入れていくことにしている。 パックは不自由だという意見もあろう。

それはある一面でそうかも知れないが、研究してみれば、そうとばかりはいえない。 いつも同じ旅行代理店から話をもらっていると、イントは押さえてくれるかもしれないが、意に添わないコースでも妥協してしまうこともある。
まず目的地が決まったら自分なりにリサーチしてみよう。 同じコース、同じ日程、同じサービスでも値段が違うし、微妙にコースが違うパックも多い。
利用する航空会社の違いだけで料金が異なるケースも多い。 これを助長しているのが、今はやりのマイレージサービスなのではあるまいか。
安全度においても問題がない航空会社が、数万円安く同じコース・同じ内容の商品を並べても催行されず、高いけれど日本人が好む航空会社のツアーが催行になるという不思議な現象も起こっている。 ただ、よくできたコースほど体力を要求されることもある程度は覚悟しておかなければならない。

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